私の体験したシドニー看護留学

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この記事は、看護留学に関する記事です。

看護留学(AIN:アシスタントナース、オーストラリアでは介護士)てどんな感じ?語学学校は?英語力は?看護学校は?実習は?という内容が気になる方に役立てると幸いです。☺

私の体験したシドニー看護留学のあれこれをシェアしたいと思います。

 

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語学学校について

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(語学学校のわたしのイメージ)

私はシドニーのシティー中心地にある語学学校に三か月程通いました。

エージェントを通して渡豪(留学)したので語学学校と看護の学校は指定されていたので自分で選択していません。

私の語学学校のイメージは、非ネイティブが集まって毎日英語がと飛び交う環境だと思っていました。お昼休みには緊張しながらも同じ学生に話しかけて友達作ろ~なんて妄想してました。

がしかし、行ってみるとあれ日本人ばかり…。右も左もあれ…。下の階に少人数のブラジル人や韓国人のみ、あれ…。全く想像していたのと違うじゃないか!という印象から始まりました。

英語を学びに来ているのだが、休み時間などはついつい母国語でやりとりしてしまっていました。個人の意識の問題なので、どこの国籍であろうと英語を使ってコミュニケーションをとる努力をすれば良いのですが、ついね…。

 

(授業のスタイル)

レッスンの形式は、カランメソッドというスタイルで、先生が二回問いかけてくることに対して回答するといった形を永遠に朝から夕方まで実施していました。英語脳が作りやすく、ずっと何かを口に出しているのでスピーキングの練習となり、日本語とは全く異なる音の練習には最適だったのかなと感じます。

しかし、四技能ある中で総合的にみるとどうなのでしょう…という疑問も少し残りました。

先生方は、オーストラリア、イギリス、アメリカ、南アフリカ、など多国籍で様々な発音が学べました。オーストラリアは移民の多い国なのでその点に関しては良かったです。

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スケジュール

朝9-17時/月~金とみっちりなスケジュールでした。

私は、モーニングとナイトレッスンであったので、空き時間は近くの公園へ行きランチをとりながら現地の人々の生の会話を聞くためにあえて近くに座るようにしていました。もちろん変な人と思われない様に自然体を振舞っていました。笑

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初めの一か月は、学校がら約40分くらい離れたところから(ホームステイ)通っていたので毎日が慣れないことだらけで頭も体も脳みそもクタクタでした。また、大人になってからの留学で久々の学生生活も初めはなんだか少し違和感を感じてました。

 

語学学校に行くならば、自分がどんなことを重視したいのか明確にしてから決定することをお勧めします。長く通うよりは、自分の不得意分野を見つけてそこを集中的に鍛えるという方が効果が出ると自分が学校に通いながら思いました。

 

時間に余裕があるなら、視察した方がさらに良いと思います。

 

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看護学校(AIN)について

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ところでAINて何?

AIN=アシスタントナース(Assistant in Nursing)という資格

オーストラリアのAINの役割は広く、バイタルサイン測定、血糖値測定、胸腔ドレーンの時間ごとの廃液チェック、シンプルな創傷処置などAINができる業務です。老人介護施設だと日常生活動作(ADL)の補助全般を行います。急性期AIN(Acute care)の資格は現地の病院でも働くことができます。

 

 

看護学校はシティーから少し離れた、North sydneyという郊外にある場所でした。その頃は、シティー方面に住んでいたので朝からバスに一時間くらい揺られながら通っていました。

授業内容は、解剖から、ファーストエイド、基礎看護などAINの学校ですがほとんど看護師(特殊や専門性を除く)に値する様な内容でした。

 

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(文化の違いであろう学び/留学を体験した中での学び)

 

“日本の5-10分前行動“

この文化って本当に素晴らしいです‼️

 

母国を離れたって、もうそれが当たり前で生きて来ていますから半数以上の人がきちんと指定時間前には到着していました。(←へ?普通じゃない?当たり前でしょ?)

だがしかし、開始時間5分前になっても先生来ない、開始時間になっても来ない…

という日が何回かありました。先生は、I am sorry , my kids had problem とか言ってましたが。

他には、別の遠いキャンパスの時に到着してから、生徒全員スタンバイして授業時間が過ぎてから”担当先生はインフルエンザで休みのため自習”とか。それが何日も続いたりとか…。

 

日本で看護師の経験をした私達の考えは(え?そんなの前もってわかってたよね、授業休みで自己学習に変更とか電話連絡できないわけ?他の担当はいないの?)などと不満が芽生えていました。

さらに、インフルエンザから復活したと思ったら、「今日は金曜で私は放課後の用事があるから早めに帰るわよ!」と定時時刻よりも多少早く帰宅されたり…

(夫も教室のドア付近まで迎えのスタンバイされていたり)もう他にも色々あります。(笑)

資料を授業始まってからコピーしだすとか、そのコピーの間いくつか抜けているとか…(笑)私たちが問題を解く間、音楽を大音量でかけて歌い始めたりとか(笑)

もちろん全員の先生ではないです。私の経験した中でも一番記憶に残っている出来事を記載しています。

 

もう驚きを超えて笑っちゃいました。

 

みんな自分軸で世界は回っているんだ、普通や文化が違う、自分の普通や常識はみんなの常識ではないんだー!!

と学びました。

 

 

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これらの出来事に対して、イライラが止まらなく不満が爆発しそうな子、いや爆発している子もいました。「これが、オーストラリアのリアルなんだ私はこの国ではやっていけないわ~。」と。そんな子はある程度の満足したら、帰国されてました。

 

というわけで、海外(オーストラリア)で長く生き延びられる人はある程度

”ま~いっか”とか”そんなもんか~”などプラスに捉えられることができる人

なのかなと思います。

 

スケジュール

朝9時から大体16時辺りまで。週4日通っていました。

早く授業が終わった日には、次の予習をしたり、友達と寄り道をして海に行ったり、たまたまやっていたビーチバレーの観戦をしたりオーストラリアならではの放課後を過ごせました。

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学校の休みの日は、課題をしたり次の予習をしたり(前もって単語とか調べておかないと大変なことになるので)して過ごしていました。

 

 実習

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5人くらいのグループメンバーに分けられて、指定されたナーシングホームに行きました。担当のAINに一人ずつ付き一緒に業務を行う(医療行為を除いた日常生活の援助を英語環境で実施する)様な感じです。

私達生徒はインターナショナル学生とは言えど、看護師でもあるからか単純に手伝いが欲しいからか、時に一スタッフとしてカウントされているかのようなお願いをされることも場合によってはありました。

出来るできないの意思表示をしましょう。困ったときは担当の先生に報告です。

 

スケジュール

オーストラリアの朝は早いです。3シフトに分かれていて、私達はモーニングシフトで6時半から15時までが実習時間でした。

申し送りに参加して、モーニングケアして一段落したらモーニングブレイクが15分くらいあります。お茶を飲んだり、トーストなどの軽食をとったりされていました。”Studetnts come here!”などフレンドリーに話しかけてくれます♪5分程休憩取りすぎちゃっているスタッフもたまにいたりして…(笑)

その後も、入所者さんのケアやレクレーションへ一緒に参加したりランチブレイクをとった後は、先生と実技の確認や質疑応答の時間などに使っていました。オーストラリアでは特殊なリフトを使ってレジデントを移乗するからです。

 

印象に残ったこと

(ナーシングホームの環境)

2か所ナーシングホームの(介護施設)に行きましたが、どちらも庭のスペースが広く日当たりのいい場所で過ごす環境が整っていました。レジデントの皆さん好まれて庭で過ごす方が多かったです。また、ランチと一緒にワインを提供するところが印象的でした。🍷

また、日中の活動が充実していて、絵をかいたり、歌を歌ったり、女性にはネイルをしたりなどなど。

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 (スタッフの働き方)

スタッフの皆さん、仕事開始5分程前か、直前に来る方が多かったです。

申し送りを聞きながらコーヒーを飲まれり非常にリラックスされていました。(日本ではありえない光景だったので初めは驚きました…)また、定時時刻になったらささっと帰宅されます。残業なんてありません。先輩が終わっていないから帰れないとかもありません。

 

残業がないって気持ち良いですね!!!WOW

 

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(英語について)

入所者さんもスタッフも多国籍ですので、英語のアクセントは様々です。

コミュニケーションに苦労ました。何度も聞き直したり、状況でようやく理解出来たり。また、入所者さんの方には認知症の方やご高齢で耳が遠かったり、声がどもっていたりすることなどなど様々なケースがあります。

場数を踏んで英語のスキルを鍛えることが必要で、お互い理解しようとする姿勢があるかどうかがカギになってくるのだろうと痛感しました。

また、入所者さんも多国籍であるので様々なアクセントや母国語で話されている方もたくさんいました。多言語ができるとかなりケアするのに役立てそうです。

 

(マインドについて)

※私の参加した看護留学プログラムは、英語力初級からOKとなっていましたが英語力が高いに越したことに損はないです。

また、大人になってから英語を学ぶだとか、日本を離れて海外で生活する上でのマインドも同時に育てていかないといけないと思います。

 

英語の出来なさに辛くなって、

もう日本に帰りたい…なんで来てしまったのだろう…

という状況では前に進めません。

 

こんな風にあんな風になりたい!こんなことをやりたい!など自分と向き合って、その都度マインドをセットを行いつつ育てていくことは必須かと思います。

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ということで、日本の看護をイメージして緊張して臨むことないですよ!

リラックスして、自分にできることをやればよいと思います。

” Don’t worry,Take it easy!”haha

と担当の先生はよく言っていました。笑

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力むことないです。

日本の厳しい環境で鍛えられたあなたなら、きっと今のあなたのままで大丈夫~☘

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